作品について

Salzfertigerhaus exhibition

有機的な形態と模様
私は長年、液体の持つ表面張力や、水が自然界を巡っていく永遠性とその形状に興味を持ってきました。近年は重力をテーマにした作品を手がけています。

私が作品に有機的な形態を用いるのは、鑑賞者に感情移入をたやすく促すからです。
しかし、流動体の物理的な運動を正確に再現しようとしているわけではありません。 形状は不格好に変形したり、意識を持った軟体動物であるかのように、重力だけでは発生しない方向性を持っています。 なぜなら、その形状が物理的に一致しない動きを持っている時、その中に物語性や感情などが生まれるからです。

表面に施された模様は、生物の持つ保護色や警戒色を連想させます。それらの作用によって、動きの瞬間をとどめた不動なオブジェにもかかわらず、作品が粘性を持って動いているように見える錯覚を起こさせるのです。

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